「木造住宅って、何年くらい持つの?」「寿命が短いって聞いたことがあるけど大丈夫?」

これから新築を検討される方や、すでに住んでいる方の中には、こうした疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

建杜ハウスでは、旭川市を拠点に木造住宅の新築やリフォームを数多く手がけてきました。今回は「木造住宅 寿命」というテーマで、木造住宅の実際の耐久年数や、長く快適に住むためのポイントを詳しくご紹介します。

 

木造住宅の寿命は平均どれくらい?

 

まず結論からお伝えすると、現在の木造住宅の平均寿命は約30〜80年とされています。とても幅があるように見えるかもしれませんが、これは「使い方」「メンテナンスの有無」「建て方の違い」によって大きく変わってくるからです。

 

国土交通省の調査によると、日本における木造住宅の平均取り壊し年数は約30〜40年。しかしこれはあくまで「取り壊された年数」であり、実際には適切な管理がされていれば50年、60年、それ以上住み続けられるケースも多くあります。

 

たとえば、京都の町家や江戸時代から残る古民家など、100年以上を超えて現役で使用されている木造住宅もあることから、木造住宅の寿命は“つくり方と住み方次第”といえるのです。

 

木造住宅の寿命を左右する3つの要素

 

木造住宅の寿命を決めるポイントには、次の3つが大きく関わっています。

 

1.構造や施工の精度

 

住宅の骨組みである「構造部分」の強度と、施工時の精度は、耐久性に直結します。たとえば、土台や柱の接合部がきちんと施工されていなかったり、屋根や外壁から水が入りやすい状態になっていれば、寿命は短くなってしまいます。

 

建杜ハウスでは、公共工事でも高く評価される木工事の技術力を活かし、住宅も同じクオリティで施工しています。自社雇用の大工が一貫して担当し、施工精度の高い家づくりを徹底しています。

 

2.気候への対応力

 

北海道・旭川のように寒さや積雪が厳しい地域では、建物にかかる自然の負荷が非常に大きくなります。結露や凍害、屋根への積雪荷重など、寒冷地ならではの影響を考慮した設計・施工が求められます。

 

建杜ハウスでは、旭川の気候に適した断熱・気密仕様、積雪に耐える構造設計を標準採用しています。これにより、建物の劣化を防ぎ、寿命を延ばすことにつながります。

 

3.メンテナンスと暮らし方

 

どんなにしっかり建てられた家でも、**定期的な点検やメンテナンスがされていなければ劣化は早まります。**逆に、適切に管理されていれば、木造住宅は何十年も住み続けられるのです。

 

外壁や屋根、基礎などの外部は10〜15年を目安にチェックを。内部では、床下や水まわりの湿気対策も忘れずに行うことが大切です。

 

建杜ハウスでは、お引き渡し後のアフターサポートも充実しており、定期的な点検のご案内やリフォームのご相談にも対応しています。

 

「木は腐る」は誤解?実は長持ちする木材の性質

 

木材=弱い、腐りやすい、というイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、実際には正しく使えば非常に長持ちする建材です。特に、乾燥処理がしっかり施された構造材や、防腐・防蟻処理がされた木材は、耐久性に優れています。

 

また、木材は地震のエネルギーを吸収する「しなり」があるため、耐震性にも適しています。建杜ハウスでは、構造材の品質選びにもこだわり、北海道の気候に強い木材を使用しています。

 

寿命を延ばすために建築時からできる工夫

 

家は建てて終わりではありません。長く安心して暮らすためには、建てる段階から「将来のこと」を見据えた設計が必要です。

 

たとえば…

 

・配管・配線の交換がしやすい床下設計

 

・結露を防ぐ断熱・換気設計

 

・メンテナンスしやすい外壁材の選定

 

・雨樋や屋根勾配による水はけの確保

 

建杜ハウスでは、こうした後々の暮らしやすさとメンテナンス性を意識した設計提案を行っています。見た目や広さだけでなく、50年後・60年後の生活まで考えて家づくりを進めています。

 

中古住宅との違いは「構造の安心感」

 

中古住宅も選択肢のひとつですが、築年数が経過した物件は見た目では分からない内部の劣化があることも。耐震基準の違いや断熱性能の差、配管の老朽化など、長く住むにはそれなりの補修が必要になる可能性もあります。

 

一方、新築であれば、最新の基準・性能で設計され、保証も充実しています。建杜ハウスの注文住宅は、お客様の生活にフィットする間取り・仕様で設計し、快適さと安心感を両立した自分たちらしい住まいを実現できます。

 

まとめ|木造住宅の寿命は「人が延ばす」

 

木造住宅の寿命は、一概に「何年」と言い切れるものではありません。施工精度、気候への配慮、そして暮らし方とメンテナンスの積み重ねが寿命を決めるといっても過言ではありません。

 

建杜ハウスでは、施工品質・設計力・地域性への対応力を生かし、「長く安心して暮らせる木造住宅」をお届けしています。旭川の気候に適した家づくりで、ご家族の未来を支える住まいをご提案しています。

 

これから家を建てようと考えている方も、今ある住まいを長持ちさせたいと考えている方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの大切な住まいの“寿命”を一緒に考えていきましょう。